K-TAS|神奈川トータル・アシスト・システム

心のホッとコラム ~K-TASのカウンセラーから~

心と身体の声に耳を傾けて

はじめまして、小田急線六会日大前で「Office Wellオフィス ウェル」と言うカウンセリングオフィスを開いて13年になります。

私はK-TASの誕生から関わらせて頂いておりますが、今回HPでご挨拶させて頂く機会に自分の心理臨床、35年以上の長きに渡って仕事としていく、きっかけとなったエピソードなど書かせて頂こうと思います。35年以上も心理臨床の現場に身を置いておりますので、長文お許しください。

エピソード・・心理臨床との出会い

1970年代フォークソング全盛期・・大学で心理学を学んでいた私は神田の古本屋街を一人で闊歩したり、荻窪や下北沢あたりの時代屋のような喫茶店で珈琲を飲みながらそこに集う大学を超えての様々な人と交流を持っていました。
哲学であったり、宗教であったり・・今だったら「ちょっと怪しい?」
そんなある日神田で、ある精神科単科の病院が入院患者さんの治療として「演劇療法」を行ったその映像を自主上映しており、ふら〜っと立ち寄ってその自主映画を観ました。「アリスのナンタラカンタラ」ともう一本小難しい題名がついていましたね・・そこで素朴に感じたこと・・
「誰が精神を病んだ病人で誰が治療者なの?全くわからない」「病むって?」たまたま、側に上映者側の方(後から病院院長とわかる)が居て、感想を求められた時に、そんな単純な疑問を話していました。(のちにその病院に自主的な?実習に行かせてもらう)私の臨床心理、心理療法への道のきっかけはこんな単純な疑問から始まりました。

仕事として関わる

大学では実習として3箇所ほどの精神科や精神保健センターで大人と思春期の
デイケアーなどにも参加させて頂く機会がたくさんありました。当時は今より良い意味で実習の制約が少なかったように思いますね。
「仕事」と言えるようになったのは、東京都の公立の教育相談所からですが・・
今振り返ると・・やめましょう・・
その最初のお給料らしきものをもらった教育相談所時代のスーパーバイザーから、「貴女は本当に病んでいる子どもの姿を知っている?」「本当に病む、子どもの姿を知ることで、健康な子どもの姿が見えて来る」と県立子ども医療センターの医局での研修を勧められたのです。私がこの仕事に進むきっかけともちょっとリンクしますね。
そしてそこで約1年半・・心理ではなく医局で遊ばせてもらいました。
(学んだなどとは恐ろしくて言えません)
その時、身近に児童、思春期の彼らの様々な心傷、心身の状態に接し、治療の側に身を置けた事は本当に私の宝の一つとなっています。
こうして思春期の彼らとの関わり、私学のSC〜〜現在の公立SCまで途切れることなく続いているのは、この一歩があったからかもしれません。

教育研究所から市の教育委員会へ

今の私に大きな、大きな体験を与えてくれたのは横浜市での「子ども家庭支援相談」でした。ここでは若気のいたり?で「闘うカウンセラー」「怒れるカウンセラー」などと言われた事もありました。それは「虐待」等々への対応で心理カウンセラーandケースワーカーとして?警察の生活安全課の方々や福祉の領域の方々との仕事を通して言葉に言いつくせない過酷な状況の子どもたちとその周辺領域への関わりを学びました。
これは現在RIFCR(リフカー)を学ぶ基礎となりました。

企業の健康管理室

今から15年くらい前になりますが、外資企業の健康管理室に始まり現在まで数社に於いて社員の健康管理を臨床心理士としてサポートする・・ストレスチェックの始まるかなり以前から産業分野でも働かせていただいています。

そして今・・
学生時代から興味のあった東洋医学に縁をもらい「薬膳料理」と出会い、西洋医学だけではなく、普段の生活の中に取り入れられて美味しく、楽しく、身体内外から心身のバランスを調えていく・・心と身体の声に耳を傾ける。
薬膳とスパイスを学んでおります。これはもはや趣味の領域でもありますが。

もう一つ最近・・初心に返り「自分と向き合い自分と繋がりしっかりと自分の前にいるクライアントに繋がる」「安心、安全な場で自由な自己表現を行う」
“Speaking Circles”で自分と向き合い(繋がり)クライアントにとっての安心の場を常に用意できるように、力まず楽しく学んでおります。
自分一人ではどうしたらいいかわからない・・そんな時に私は、訪れてくれた方の一人一人の「自分と向き合い心と身体の声に耳を傾ける」安心、安全な場を提供し、その過程を共に過ごしていきながら、健康を、笑顔を、心の安心を・・取り戻していくお手伝いをさせていただきたいと思っております。
初めての面接の、あの時の、「おそれ」を常に傍に置いて、私自身のケアも忘れずに・・
安田 真理子

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